古民家のことお気軽にご相談下さい。

ご挨拶

ご挨拶

現在、私たちが暮らす佐賀県内の各自治体は、歴史的な転換期を迎えています。
全国的な少子化の波に加え、地方特有の課題として顕著なのが、若年層の都市圏流出による「担い手の喪失」です。これに伴い、地域の基幹産業や伝統工芸の継承が困難になり、職を求めて故郷を離れる若者が増え、その結果として住み手のない家々が放置されるという負の連鎖が起きています。

特に深刻なのは、管理が行き届かない「空き家・古民家」の増加です。放置された建物は防災・防犯上のリスクを招き、地域の景観や資産価値を損なう要因となります。しかし、視点を変えれば、これらは先人が遺してくれた貴重な「地域の資産」そのものです。

現在、県内各自治体では「空き家バンク」の設置やリノベーション補助など、ハード面での対策が精力的に進められています。当協会ではこれに呼応し、古民家を単なる住宅として再生するに留まらず、「サテライトオフィス」や「一棟貸しの宿」としての利活用を積極的に提案しております。

昨今では、インバウンド需要の高まりにより、県内でも多くの外国人観光客を目にするようになりました。また、オスプレイ配備に伴う新たな居住ニーズなど、時代とともに佐賀を取り巻く環境は大きく変化しています。
こうした多様な方々に対し、日本文化の象徴である古民家を起点とした新たな住まい方や滞在の形を提示することで、関係人口の創出や二地域居住を促し、若年層の還流につなげたいと考えております。

私たちが直面している課題の構造は明白です。
地域の活力を取り戻すためには、建物を直すといった個別施策だけでは十分ではありません。今求められているのは、**「どうすれば次世代がこの街に住み続けたいと思えるか」**という、地域そのものの再定義です。

古民家再生は、その再定義における「核」となるアクションです。
古い建物に新たな息吹を吹き込み、そこに新しい仕事と人の流れを作る。それが、農林漁業や伝統産業の維持、ひいてはコミュニティの再生につながると私たちは信じております。

当協会は、佐賀の美しい景観と歴史を守り、未来の子どもたちに「誇れる故郷」を繋いでいくため、自治体や地域住民の皆様と手を取り合い、邁進してまいる所存です。
今後とも変わらぬご支援とご鞭撻を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

一般社団法人佐賀古民家再生協会
代表理事 岩宗 和人

お気軽にお問い合わせください TEL 03-6275-0795

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